TEF/StudyMeeting
TEF勉強会 2008年5月21日 †
勉強会本編 †
- 【講師】町田 欣史さん
- 【幹事】池田 暁さん
- 【内容】「現場で使える ソフトウェアテスト〜Java編〜」6〜7章
ライトニングトークス †
- 中国・天津ソフトウェアテスト事情と国際ソフトウェアテスト・カンファレンス（増田さん）
- TEF OFF会 案（小田部さん）
- 国際ソフトウェアテスト・カンファレンス 講演報告（池田さん）
勉強会メモ †
勉強会、ありがとうございました。
講師の町田さん
会場提供していただいた鈴木さん
モデレータの池田さん
勉強会参加者の皆さん
本当に、ありがとうございました。
勉強会のメモを作成しましたので、以下に記載させていただきます。
最初の15分間不在でした、中盤のディスカッションも自信がありませんので
皆さん、突っ込みほどよろしくお願いいたします。
========================================
第２回 「現場で使える ソフトウェアテスト〜Java編〜」勉強会
========================================
【講師】町田 欣史（NTTデータ技術開発本部）
・活動・著書：JSTQB,SQuBOK,ソフトウェアテストプレス
【全体の流れ】
・6〜7章 : 詳細な説明と活発なQ&A (19:00 〜 20:30)
(8〜9章は、次回勉強会で実施)
・ライトニングトーク(3名) (20:30 〜 21:00)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【記述方法】
Q: 質問
A: 回答
C: コメント
========================================
講義開始
========================================
◆6章 テストコードのプログラミング
6-1 テストコード作成の進め方
6-2 テストコードを作成するための技法
C:Javaのコードが書ける人ならば、苦にはならない
C:最初の学習コスト＆立ち上げ工数がかかる
C:資産として残る・記録が残るという点から、JUnitでテストする価値はある
P.128 COLUMN：JUnitでテストできないこと
C:誰か、良いプラグイン等をご存知の人はいませんか？
ちょっと、皆さんに期待！（私も、がんばります（笑））
C:書籍の中で、Ver.4とVer.3が混在している部分があるので、ご注意ください
C:テストコードの格納場所の流儀
[町田さん流]
−テストケース用のソースフォルダを作成する
−JUnit テストケース の設定で,当該フォルダをソース・フォルダ と指定
C:テスト元クラス欄のリンクから、簡単に登録できる機能もある
（第2版が出たら、追記しようと思います）
P.134
C:テストメゾットの記述方法は、プロジェクト(社内)内で統一したほうが良いと思います
・テストコード規約を作成する
・パッケージ名
・テストクラス名
・テストメゾット名
・テストメゾットの宣言部分で Throws Exception を記述する
・1つのテストメゾットには、1つのテストケース
Q:テストコードは、どの工程で作るものなのでしょうか？
A:プログラミング後の単体テストで作っている、テストファーストという考え方もある
Q:関数名・パラメータ等の決まっていれば、事前に作成することは可能でしょうか？
A:可能です。
・テストコードのレビュー観点
C:Ver.4でよくなっていること
−例外が発生したときに便利になった？
−P.139 @Parametersを使えると、複数ケースの入力・期待値の確認が楽になるかも
Q:P.139 表Aはどのように作成するのか
A:P140 の中で展開している
Q:複雑な表は、現実的ではないのでは？
A：現実的ではないですね
Q:DBから直接参照できないのか？
A:JUnitとしては、入り口が用意されていない
Q:テストコードの規約について、静的解析を実施したほうが良いのでしょうか？
A:同じレベルで解析する必要はないと思う
やったほうが良いと思うが厳密には実施しないほうが良いと思う
Q:静的解析ツールを利用するよりも、人が軽く見る程度でよいのでしょうか？
A:まずは、そのレベルで見て、コードよりもテストケースとしてちゃんとできているかの
確認が重要
Q:パラメータがない状態でも使用することはありますか
A:テスト実行前の状態(外的要因)の違いにより、テストを実施する場合がある
6-3 例題による実習 〜プロセス／技法の実践方法〜
◆7章 効率的な単体テストの実行
C:6章と7章は最初は、いっしょだった
7-1 単体テスト実行の進め方
C:インシデントレポートは簡単な一覧程度には、作成したほうが良いと考える
7-1-1 単体テストの実行手順
�｜餌離謄好伴孫圓垢�
��単体テストの結果を確認する
�Ｃ餌離謄好箸侶覯未魑�録する
�じ両磴慮彊�を解析し修正する(デバッグ)
�ゥ謄好肇魁璽匹鮟だ気垢�
−特定のテストケースを実施可能なので,再テスト,回帰テストが楽になる
Q:非機能テストとは、すべて時間を計測して実施するのでしょうか？
A:当たりをつけて実施するのが良いと思う(メモリを使う処理等、負荷が高くなるもの)
Q:JUnitで非機能テストに特化した機能があるのでしょうか？
A:P.134 で、実行時間の上限を設定できる(Ver.4以降)
Q:大きなパッケージを複数の人間で実施する場合はどうすればよいのでしょうか
A:個々の担当者が自分の担当モジュールを個々に単体テストを実施して、徐々に組合せを行っては
一般的にはスタブを作って単体テストを実施して、から共有する
プロジェクトのスケジューリング次第で、組合せをコントロールできるのでは？
C:非機能テストは、プロファイリングツールで確認できる（EPPE？）
大きな違いが出る場合があるので、単体テストで実施すると良いと思います
7-2 単体テストを実行するための技法
7-3 例題による実習 〜プロセス／技法の実践方法〜
Q:故障が起きる原因リストで、ツールやライブラリに問題がある場合
外部のライブラリに問題がある場合、待つしかないのでしょうか？
A:実際そうなった場合は、対象となるライブラリに関しては後回しにして進めたほうが良いと思います。
ただ待つというのは、業務の現場ではできないと思う。
Q:コアな機能の場合はどうなのでしょうか？
A:良い答えが出ませんね・・・リスクとしては、対策が難しいですね。
Q:P.190 非機能テストで、自分で作ったプロファイリング用のコードを作成して比較するのでしょうか？
A:実際に同じようなプログラムを作成することはないので、さまざまな経験から問題になりそうな
ロジックに関して、比較するときに使うと良いと思う
Q:ここでいう非機能テストとは、ボトルネックを見つけるものでは？
A:実際には、テスト対象を大きく切り分けて、ボトルネックになっている部分を切り出していくために使う
Q:P.171 テスト対象が単体テスト実行中のソースコード修正はNG！とは？
A:一般的なお作法の話ですので、JUnitの機能とは関係ないです。
========================================
ライトニングトーク
========================================
◆中国・天津ソフトウェアテスト事情と
国際ソフトウェアテスト・カンファレンス
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【発表者】増田さん(ASTER)
・天津ソフトウェアテスト事情
−オフショアがほとんどと考えられているが,現在は,国内に向けての動いている
−天津ソフトウェアテストセンター
天津科学技術省は、ソフトウェアの認証制度を導入し認証を受けた製品は
税制面等で優遇される、仕組みになっている
認証が取れたあとに問題が出たらどうなるの？という質問があった。
・セッション
−Microsft テストアーキテクト:Arora氏
−精華大学:准教授 白氏
Service-Based Software Testing、
Contract-Based Collaborative Verification and Vlidation
−池田さん
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆TEF OFF会 案
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【発表者】小田部さん
・企画 ：船上花火見物（横浜開港祭り(7/20))
・出航場所 ：鶴見線 浅野駅から2分
・料金 ：大人 5000円、子供3000円
・飲食物 ：持ち込み
・参加方法 ：先着順(別途告知予定)
・富士丸：定員45名
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆国際ソフトウェアテスト・カンファレンス 講演報告
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【発表者】池田さん
・持ち時間1時間
・通訳付で実質30分
・マインドマップのテスト設計について、短縮版
・テスト設計を作る前に考えるのに、マインドマップを利用する
→エキスパートが使っても、より効果が発揮されることも説明
※中華料理おいしかったです！
三日間毎食コース料理だった！
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆WACATE
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
組込みネットにWACATEの記事を掲載してもらいました！
来週から申し込み受付開始予定
http://www.kumikomi.net/article/report/2008/16waca_p/01.html
A:そうですね、本書ではかなりグレイテスト的になっているます
========================================
◆質問
Q:テストファーストとちゃんと設計したテストは、別物として考えたほうが良いという
コラムから
A:テストファーストは、スキルの高い人が実施できる手法であり
スキルが低い人が実施した場合は、別に設計したテストが必要だと思います
テストファーストを実施すればOKというのは、難しいと思います
Q:スキルがあがれば、だんだんテストファーストだけで
C:TDDはあくまで、ブラックボックスなのでホワイトボックスの観点が抜けている場合が多い
スキルが低い人が、TDDを実施すると、テストコードの品質が落ちるのため、
テストコードメンテナンスに時間がかかる
========================================
ライトニングトーク
========================================
◆「要件定義」と「要求し仕様」
（ITと組込みの間の長くて深い川？）
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【発表者】国広さん
・「黒の舟歌」長くて深い川がある・・・
−ITと組込みでも同じでは・・・
・使う用語
−要件定義 OR 要求仕様？
−非機能要件 OR 非機能要求？
組込みでは、「要件」について扱いが軽い
システム要件と言っても、要件定義とは言わない
・考え方の違い
−開発工程(IT)
−ライフサイクル(組込み)
・目的が違うのでは
−ものとこと
こと（サービス）→IT
もの（製品）→組込み
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆単体テストコードの管理ってどうしてますか？
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【発表者】川西さん
・単体テストの管理
−単体テストの管理って必要ですか？
−管理はどうしていますか？
・ことの発端
−単体テストは、100%成功するものだから管理の必要はない
By クリストフ（in ドイツ）
−そんなことないよね？！
・
−リポジトリで管理
・今日の教科書では・・・
−テストファーストのテストは,あくまで仕様どおりに動く
・やっぱり
−単体テストの管理は必要
・UTCM ステップ１
ツールで、コメントから取込める
・UTCM ステップ２
コメントだけではなくメソッドの一部を管理
・ゆくゆくは
JUnitから、直接テストケースを抽出
・まとめ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆PROMA C LINE のご紹介
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【発表者】鈴木さん
・便利なツールが存在しても
−使い方を知らない,設定が面倒,結局使わない
−リーダーと品質管理者が気づいていない
→問題が後からたくさん出てくる
★PROMA C LINE
−構成管理を SaaSで統合
・特徴
−Java環境とすぐに連携できて導入可能
−セキュア接続と監視証跡で機密データを保護
−自動レポーティングで進捗を見える化
→時系列で出力
・事例紹介
CheckStyleのエラーが1万件以上
→大幅改善
→試験前に問題の部分を特定
→早期導入で、品質を安定
========================================
勉強会の内容は、以上です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
==== 本の構成 ====
◆1章 ソフトウェア開発におけるテスト
1-1 テストはなぜ必要なのか
1-2 ソフトウェアテストの流れ
1-3 品質とは？
◆2章 開発工程とテスト
2-1ソフトウェアの開発工程
2-2テストの役割と手順
◆3章 プログラミング／単体テスト環境の構築（Eclipse）
3−1 インストールするツール
3−2 Pleiades All in One を利用したEclipseのインストール
3−3 Eclipseプラグインのインストール
◆4章 プログラミング時のバグ予防策
4-1 プログラミングの進め方
4-2 ソースコードの品質を高める技法
4-3 例題による実習 〜プロセス／技法の実践方法
◆5章 網羅的なテストケース
5-1 テストケース作成の進め方
5-2 テストケースを作成するための技法
5-3 例題による実習 〜プロセス／技法の実践方法〜
◆6章 テストコードのプログラミング
6-1 テストコード作成の進め方
6-2 テストコードを作成するための技法
6-3 例題による実習 〜プロセス／技法の実践方法〜
◆7章 効率的な単体テストの実行
7-1 単体テスト実行の進め方
7-2 単体テストを実行するための技法
7-3 例題による実習 〜プロセス／技法の実践方法〜
◆8章 ソフトウェアの品質評価 〜メトリクスで品質を「見える化」する〜
8-1 品質評価の進め方
8-2 品質評価の技法
8-3 例題による実習 〜プロセス／技法の実践方法〜
◆9章 一歩進んだテスト技法 〜Webアプリケーション開発のテスト〜
9-1 Webアプリケーションの単体テスト
9-2 Webアプリケーションの単体テストをサポートするツール
========================================
![[PukiWiki]](image/pukiwiki.png "[PukiWiki]")
