技法名 原因結果グラフ †技法名(英語) cause-effect graph †説明 †1970年にElmendorfが発表したテスト技法で、仕様ベースのブラックボックステスト技法の1つです。入力やイベント(=原因)の組合せと、出力(=結果)との関係をブールグラフ化し、そこからデシジョンテーブルを作成します。 この技法は、仕様の論理関係、すなわち考えうる論理的条件の原因結果グラフにまとめ、その論理検証網羅性を高めるテスト方法です。つまり、入力する条件の組合せによって実行結果が変わる場合に有効な手法です。 使用例 †JRの料金体系は、
となっています。 こちらをデシジョンテーブルで表現すると、
と、
となりますが、一つ目の表が非常に単純なものであるのに対して二つ目の表、すなわち小学生判定の方は少々論理関係が複雑です。 ここから、デシジョンテーブルを作成するのですが、この図を作成するだけでも問題が発見できる場合も多いものです。 補足 †原因結果グラフの詳細と、そこから、デシジョンテーブルを作成する方法については1日程度の講義&実習が必要です。 参考文献 †書籍: ソフトウェア・テストの技法 total 962 today 2 yesterday 1 TEF/indexに戻る
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