技法名 アドホックテスト †技法名(英語) ad hoc testing †説明 †テスト担当者の経験・知識・直感をベースとした非公式なテスト設計技法のひとつです。 「テストケースを事前に作成しない」点が特徴で、探索的テストと似ていますが、探索的テストがテスト結果をフィードバックしながら経験に基づいて重要と判断した領域を対象として、さらに深く掘り下げたテストを実施するのに対し、アドホックテストでは過去にエラーを起こした事柄や、ユーザーにとってのリスクに焦点を当てて直感に頼って操作を行います。 また、"ad hoc"のもつ「場当たり的な、非定型の、臨機応変の、その場限りの」といった意味から、適当に気の向くまま操作を行うテストという意味で使用されているケースもあります。 使用例 †「とにかく、色んなことをしてください」という指示のもとテスターが気の向くままに各自が怪しいと思うところを確認する。 補足 †経験豊富なテスターの場合、アドホックテストでも多くの重要なバグを検出します。ただし、個人のノウハウに頼ったテストになってしまうため、できるだけ形式知化することが大切です。 なお、アドホックテストの網羅性を、主にC0, C1カバレッジを計測することで担保する方法もあります。 参考文献 †書籍: 基本から学ぶソフトウェアテスト、体系的ソフトウェアテスト入門 total 773 today 1 yesterday 0 TEF/indexに戻る
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